Rubyの求人・案件の特徴
日本人のフリーランスエンジニアに人気のプログラミング言語がRubyです。
日本人によって作られたということもあり、日本人エンジニアとの相性が非常に良いです。
将来的な需要も減少することは考えにくいため、安定した需要を見据えることができます。
将来、フリーランスエンジニアとして安定した収入を得たい場合は、習得しておきたいプログラミング言語のひとつがRubyなのです。
Rubyは絶妙にバランスの取れたオブジェクト指向のスクリプト言語
Rubyは絶妙にバランスの取れたオブジェクト指向のスクリプト言語
Rubyは、まつもとゆきひろ氏によって開発された、オブジェクト指向型のプログラミング言語です。
コンパイルをすることなく実行できるため、Javaなどのコンパイラ言語と比較して手軽にプログラミングをすることができます。
また、Rubyはオブジェクト指向型の言語であるため、Rubyで書いたすべてのデータをオブジェクトとして表現することができます。
そのため、Rubyを使ったプログラムは容易に継承することができるのです。
名前の由来は、宝石の名前から名づけられています。
Rubyでできること
Rubyを使うと、以下の8つのことができます。
- Webアプリケーション
- ブログ
- オンラインショップサイト
- スクレイピング
- スマホアプリ
- SNS
- 機械学習
- API
Rubyは自由にプログラムを書くことができるため、さまざまなサービスを生成することができます。
しかし、機械学習に関してはRubyを使っても作れるものの、相性があまりよくありません。
機械学習の案件に関わりたいというフリーランスエンジニアは、Pythonの習得をおすすめします。
Ruby案件の単価相場は高い
Ruby案件の単価相場は、経験を積むごとに高くなっていきます。
- 実務経験2年以下:平均60万円程度
- 実務経験3年以下:平均70万円程度
- 実務経験5年以下:平均80万円程度
- 実務経験5年以上:平均85万円程度
5年以上のRubyを使った実務経験があると、平均して85万円前後の単価で案件を受注することができます。
Rubyの案件は数あるプログラミング言語の中でも高めの単価設定となっています。
しかし、スキルのレベルや関わる案件の内容によって単価は変わってくるため、この数字はあくまで目安です。
Rubyは経験を積めば積むほど高い単価で仕事を受注できるため、今のうちからアクションを起こしておくと将来的にフリーランスエンジニアとしての活躍の幅が広がることは間違いありません。
Ruby案件に必要なスキル
Ruby案件に必要なスキルは、大きく分けて3つあります。
- Rubyを使った実務経験
- エンジニアとしての開発経験
- Rubyのフレームワーク「Ruby on Rails」での開発経験
3つあるRubyエンジニアに必要なスキルの中でも、Rubyのフレームワークである「Ruby on Rails」での開発経験は、Rubyエンジニアとして案件に携わるのであれば持っておくべきスキルです。
Ruby案件の多くが、開発環境をフレームワークであるRuby on Railsに据えて作業をおこないます。
実に8割程度の案件の開発環境がRuby on Railsになるため、この開発経験は必須であるといえます。
Ruby案件の難易度は低め
Ruby案件の難易度は、比較的簡単です。
そもそもRubyは、「書いていて楽しい」ことをモチーフに作られたプログラミング言語です。
そのため、言語自体、読み書きが容易にできるよう構造化されているのです。
また、Rubyは日本で生まれた数少ないプログラミング言語のひとつです。
そのため、日本人にとって理解がしやすいようになっています。
以上のことから、Rubyの習得は日本人にとってさほど難しいものではないことがわかります。
したがって、Ruby案件の難易度もそこまで高くはないのです。
Ruby案件の将来性は安定している
Ruby案件の将来的な需要は、今後も堅実に維持されていくでしょう。
大きな飛躍は期待できないものの、生産性の高さやスピード感に優れているという観点から、将来的にも一定の需要を維持することは予想できます。
Rubyはすでにプログラミング言語としての地位を築いているため、そうそうその台座が崩れることはありません。
スキルと経験さえあれば高単価を狙えるため、将来的にも、フリーランスエンジニアは習得しておいて損のないプログラミング言語であるといえます。
Rubyには在宅案件が少なめ
Rubyには、在宅案件が少ない傾向にあります。
その理由としては、先述した通り、Rubyを用いたシステム開発のほとんどがアジャイル型であるという点にあります。
明確なゴールを定めず、コミュニケーションを取りながら少しずつ改良していく開発手法であるアジャイル型は、在宅勤務とは相性が悪いです。
在宅勤務はコミュニケーションコストがかかるため、Ruby案件を発注するクライアントからすると、Rubyの在宅案件はあまり好ましいものではありません。
結果として、Ruby案件には在宅勤務の物が少ないのです。
Ruby案件を受けるために持っておくべき資格
Ruby案件を受けるために持っておくべき資格は、「Ruby技術者認定試験」です。
非営利団体Ruby Associationによって運営されている、高水準のRubyに関する技術を持ち合わせているという証明になります。
シルバーとゴールドの2つのランクが用意されており、基本的な技術から発展的な技術まで、幅広い知識やスキルが必要です。
Ruby技術者認定試験に合格していれば、Rubyエンジニアとしてのスキルがあることを認められます。
クライアントからの信頼が得られれば、高単価の案件も回ってくるようになります。
将来的にRubyエンジニアとして活躍していくつもりなのであれば、Ruby技術者認定試験を受験することをおすすめします。
Ruby案件は未経験でも受注できる
Ruby案件は、未経験者でも受注することができます。
しかし、あくまでRubyに関する知識が必要最低限に備わっていなくてはなりません。
未経験者がRuby案件に参画するためには、
- フリーランスエンジニア向けの案件検索サイトを利用する
- クラウドソーシングで案件を受注する
- スキルを証明できるものを自分で作成する
以上の方法があります。
まずは、案件と接触する機会を増やすことが重要です。
数多くの案件と接触することで、案件を任せてくれるクライアントが現れる可能性は高まります。
また、Ruby開発に関して未経験でも、クライアントが信頼して案件を発注できるようなスキルを証明できるなにかを用意しておくと良いでしょう。
Rubyは堅実な需要を誇る、日本人向けのプログラミング言語
Rubyは、日本人エンジニアとの相性が良いプログラミング言語であり、将来的にも堅実な需要を維持し続けます。
JavaやPHP、Pythonなどのように爆発的な需要の増加は見込めませんが、安定性という面で見ればRubyは数あるプログラミング言語の中でも指折りです。
将来的に安定した収入を得たいというフリーランスエンジニアは、ひとつのスキルとしてRubyを習得しておくことをおすすめします。