C言語とC++は、汎用性が高く、将来性もあるプログラミング言語です。
汎用性が高いため、案件の種類も多くあります。
また、比較的規模の大きい案件が多いため、うまくいけば高単価の案件に参画できるチャンスが多いのも特徴です。
しかし、需要に反してエンジニアの数が少ないため、今の内から習得しておくと将来的に強いスキルになる可能性が高いです。
今後の需要も踏まえて、フリーランスエンジニアが是非習得しておきたいプログラミング言語です。
C言語は、専門性が高く、汎用性も高いプログラミング言語です。
1972年に開発されて以降、さまざまな用途で使われてきました。
最近ではIoTに使われるプログラミング言語としての需要が高まり、将来性も明るいでしょう。
C言語は歴史のあるオープン系プログラミング言語
C言語は、歴史のあるオープン系プログラミング言語です。
1972年に、アメリカの計算機科学者であるデニス・リッチーが開発しました。
人間に理解しやすい記述内容で、プログラミング言語としての抽象度が低いのが特徴です。
また、コンパイル型のプログラミング言語であるC言語は、処理性能にも優れています。
初心者向けのプログラミング言語ではないものの、プログラミングに詳しくなりたい、エンジニアとしてスキルアップをしたいという人には習得をおすすめします。
C言語でできること
C言語を使ってできることは、主に6つです。
- スマホアプリの開発
- OSなどの基幹システムの開発
- ゲームの開発
- ロボットの開発
- 制御系
- IoT
C言語はプログラミング言語としての汎用性が高いため、様々な用途に使用されています。
汎用性が高いため、案件の幅も広いのがC言語案件の特徴です。
特にゲーム開発は、C言語自体が移植性に優れている言語の為、他の言語と併用して使われる場合が多いです。
今後もハード開発案件の需要は高いため、フリーランスエンジニアは是非習得しておきたいスキルです。
C言語案件の単価相場
C言語の汎用性は高く、それに伴って案件の単価相場は高い傾向にあります。
実務経験2年以下:平均47万円程度
実務経験3年以下:平均55万円程度
実務経験5年以下:平均70万円程度
実務経験5年以上:平均85万円程度
特に5年以上C言語を使った実務経験を積んでいると、100万円以上の高単価案件に参画できるようにもなります。
高単価案件に参画できると安定した生活を送れるようになるため、フリーランスエンジニアとしてC言語は習得し、実務経験をどんどん積んでいきたいプログラミング言語です。
C言語案件に必要なスキル
C言語案件を受注するのに求められるスキルは、主に4つです。
- C言語を使った開発経験
- Linux環境下での開発経験
- JavaやSwiftを使った開発経験
- C++を使った開発経験
- 組み込みソフトウェアの開発経験
C言語案件は、他のプログラミング言語の案件と比較して開発経験や実績を求められる傾向にあります。
そのため、実務経験を積めば積むほど案件に参画できる可能性も上がるうえ、高単価で案件を受注することができます。
C言語案件の難易度
C言語案件の難易度は、数あるプログラミング言語の中でも高めです。
C言語は抽象度が低いため、文法だけでなく幅広い知識や経験が求められます。
学習コストが他のプログラミング言語と比べて高いのです。
また、C言語案件では高度な設計や難易度の高いバグの処理を求められることがあります。
ある程度の経験を積んでいないと対応できないようなバグに遭遇することもある為、あまり経験を積んでいない人にとってC言語案件は難易度が高いのです。
C言語の在宅案件
C言語の在宅案件は、現状は少ないです。
理由は、C言語を用いた開発の方法にあります。
C言語の開発は、最初に仕様を固めずに開発を進め、常に最適化をしていくアジャイル型である場合がほとんどです。
常に最適化した開発を進めていくため、開発チーム内でのコミュニケーションが必要不可欠なのです。
在宅勤務はコミュニケーションコストが高くつくため、より多くのコミュニケーションを求められるアジャイル型開発とは相性が悪いのです。
C言語案件の将来性
C言語案件の需要は、今後も高まっていくでしょう。
理由としては、IoT需要の高まりがあります。
IoTにおいては、C言語が多用されることは先述した通りです。
IoT市場はさらに反映し、活用する業界も増えていくことが予想されています。
そのため、今後のC言語案件は、IoT関連の案件が多くなっていくでしょう。
IoT市場の拡大と共にC言語案件も増えることが予想されるため、C言語案件の将来性は明るいものであると考えられます。
C++は、C言語のとの互換性が高いプログラミング言語です。
IT市場における需要が高く、世界的に利用されているWebブラウザなどでも使用されています。
プログラミング言語としての難易度は高いものの、今後も需要が伸びていくことが予想されています。
そのため、今のうちから習得しておくと将来的に使えるスキルになる可能性は高いです。
C++エンジニアの数が少ない今だからこそ、時間をかけてでも習得しておくことをおすすめします。
C++はC言語のパワーアップ版
C++は、C言語を拡張した、オブジェクト指向のプログラミング言語です。
1983年に、ビャーネ・ストロヴスルップ氏によって開発されました。
オブジェクト指向型プログラミング言語はオブジェクトとオブジェクトを組み合わせてプログラムを動かすため、システムの拡張や移行、言語としての保守性の高さが特徴です。
C++は、C言語のパワーアップ版といっても相違ないでしょう。
C++でできること
C++でできることは、主に3つです。
- スマホアプリの開発
- Webアプリケーションの開発
- 大規模な業務システムの構築
身近な例でいえば、世界的に有名なWebブラウザであるGoogle Chromeは、C++で作られています。
Chromeの拡張機能もC++によって作られているため、C++で作られたものは身近にあるのです。
特に大規模な業務システムの開発は単価も高くなり、実績にもつながるため、参画できるのであればどんどん挑戦することをおすすめします。
C++案件の単価相場
C++案件の単価相場は、一般的なプログラミング言語案件の単価相場よりも少し低めです。
C言語のパワーアップ版ですが、まだ需要は高くないため、単価相場は低めに設定されているようです。
実務経験2年以下:平均42万円程度
実務経験3年以下:平均50万円程度
実務経験5年以下:平均56万円程度
実務経験5年以上:平均60万円程度
現状では、C++案件の収入のみで生計を立てることは難しいでしょう。
しかし、将来的に単価相場が上がる可能性はあるため、今のうちからC++のじっつむ経験を積んでおくことも一つの選択肢として考えておくと良いでしょう。
C++案件の難易度
C++案件は、C言語同様難易度が高いです。
C++を扱うためにはC言語の習得が必要で、それに加えてC++独自の拡張要素を覚えなくてはならないのです。
オブジェクト指向型プログラミング言語ならではの考え方や、C言語とC++の内容が混乱してしまうことも考えられます。
ただでさえ難易度が高いのに加え、拡張機能も多いため、C++の案件難易度は難しいといえるでしょう。
C++の在宅案件
C++の在宅案件は、現状では少ないです。
C++の開発手法はC言語と同じで、アジャイル型である場合がほとんどです。
最初に仕様を完全に定めずに開発を進めていくアジャイル型の手法は、コミュニケーションコストが高い在宅勤務との相性が悪いです。
そのため、C++案件は企業常駐の案件がほとんどなのです。
小さな案件であれば可能性はありますが、C++に在宅案件は期待しない方が良いでしょう。
C++案件の将来性
C++案件の将来性は、暗いものではありません。
現在のIT市場においてC++の需要は高く、今後もその需要は継続すると考えられています。
また、現在はC++エンジニアの人数が少ないため、エンジニアとしてC++を習得しておくと、案件を受注しやすくなります。
今のうちにC++を使った実務経験を積んでいると、今後C++の需要が高まった時に高単価の案件に参画しやすくなります。
将来的な需要を見越して、今のうちからC++を習得するのも良い選択でしょう。